- かぶ
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かぶ〔カルタの用語。 語源未詳〕(1)めくりカルタの九の数の札。 また, 合計の数の末尾が九になるもの。(2)「おいちょかぶ」に同じ。IIかぶ【下部】下の部分。⇔ 上部「~組織」IIIかぶ【株】※一※ (名)(1)木を切り倒したあとに残った部分。 きりかぶ。
「木の~」
(2)植物の根のついたひとまとまり。「~分け」
(3)職業上・営業上の特権。「相撲の年寄の~」
(4)江戸時代, 売買の対象とされた名跡や役職など。「御家人~」
(5)株式会社の株式。 株券。(6)株券・証券の取引。「~に手を出す」
(7)その人の得意の技能。→ おかぶ(8)ある社会での, その人の人気や評価。→ 株が上がる(9)菌・バクテリア・培養細胞を純粋に分離培養したもの。 菌株(キンカブ)。※二※ (接尾)(1)助数詞。 (ア)根のついた草木を数えるのに用いる。 「バラを一~植える」(イ)株券の数を数えるのに用いる。 「株を千~買う」(ウ)菌株(キンカブ)や培養細胞の純系の数を数えるのに用いる。(2)名詞に付いて, そういう身分・地位・役割である意を表す。「親分~」「姉御~」
~が上が・る(1)株価が上昇する。(2)評判がよくなる。⇔ 株が下がる「社内での~・る」~を守りて兎(ウサギ)を待つ⇒ 守株IVかぶ【歌舞】(1)歌と舞。(2)歌ったり踊ったりすること。V「~音曲(オンギヨク)」「念仏踊を~す/日本開化小史(卯吉)」
かぶ【蕪】(1)アブラナ科の越年草。 古く中国から渡来して野菜として栽培される。 根は白色のものが多く, 多肉質で, 大きさや形は, 品種によって多様。 根生葉はへら形。 春, 花茎の先に黄色の十字形花を総状に開く。 カブラ。 カブラナ。 ﹝季﹞冬。(2)家紋の一。 葉のついた蕪を図案化したもの。(3)昔, 女房が用いたカブ形のかもじ。VIかぶ【頭】あたま。 かしら。VII「~を離いたは/狂言・惣八(虎寛本)」
かぶ【黴ぶ】⇒ かびる
Japanese explanatory dictionaries. 2013.